少しづつ落ち着いてきた。
いつものようにヨーグルトを持って訪ねた。
私:「イチゴ味とブルーベリー味、どっちがいい?」
母:「...イチゴ味」
母はベットに横たわったまま
亡き父の夢を見た話を始めた。
数分後、母が
「ヨーグルトは?」
「お母さん、飲んだでしょう。」
私の手には空の容器が。
ん...?
...
もしかして、
まさか、
私が飲んでしまった?!
いつの間に...
「…ゴメン、私が飲んでしまったみたい。」
私の言葉に
母はクスッと笑い
「あんたもボケたねぇ。」
闘病で笑うことが少なくなった
久しぶりの母の笑顔に
目頭が熱くなった。
父が逝って
今日は4回目の命日。
これからも
母と共に生きる、老々介護。


